浄土真宗 本願寺派の年中行事(4)

報恩講

私達に、お念仏のみ教えをおすすめくださった親鸞聖人のご遺徳のほどを偲ぶための法要です。
西本願寺では、一月九日から親鸞聖人のご命日である十六日までの八日間、聖人のご苦労を偲びつつ、報恩講法要がつとまります。親鸞聖人は弘長二年(一二六二)十一月二十八日に九十歳の生涯を終えられました。報恩講は聖人の没後、門徒たちが聖人の遺徳を偲び、毎月二十八日に開いた念仏の集まりがはじまりといわれ、本願寺三世の覚如がその集まりを「講」と称し、聖人の恩に報いる「報恩講」と名付けたといわれています。 「報恩講」は一般の寺院でも行われますが、その場合、本山より先に日を繰り上げて行います。これを「お取り越し」といいます。

※この投稿は、墓苑に関する一般的な知識の普及を目標にしています。当寺に関するご案内ではございませんので、何卒ご了承下さいますようお願いいたします。